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亜墨利加国

亜墨利加国

作者名芳虎

時期慶応元年2月(2,1865)

  • 元来、ヨーロッパの人来りて径外〈はいかい〉の大道を開き、竟〈つい〉に共和政治の一州となす諸物合衆の大国なり。季候大夫最都府〈たいふもつともとふ〉に集会して諸大州の交易を談説〈だんぜつ〉す。加之〈しかのみならず〉ワシントンの繁茂我朝〈わがちょう〉(日本)に比類す、港口〈みなと〉、カルホルニヤより万国に通舶〈つうはく〉して貿易の基〈もとい〉を開かんことを商用の大胸〈おおむね〉にすという。